映画・感想

映画感想:「キングスマン ファースト・エージェント」

2021年製作/131分/アメリカ
原題:The King’s Man
配給:ディズニー
公式サイト

あらすじ
1914年。世界大戦を密かに操る謎の狂団に、英国貴族のオックスフォード公と息子コンラッドが立ち向かう。
人類破滅へのタイムリミットが迫る中、彼らは仲間たちと共に戦争を止めることができるのか?
歴史の裏に隠されたキングスマン誕生秘話を描く、超過激スパイ・アクションシリーズ待望の最新作。
最も過激なファースト・ミッションが始まる!
※公式サイトより

以下、雑感

面白かった~~!!!始まりも超過激!!まさしく!

正直「キングスマン」2作とは全然空気が違う。というかほぼ別作品と言っていいくらいの暗さですが、
あの大騒ぎの源流のある志。その礎を垣間見れたのはやはりテンション上がります。
紳士のバトルはカッコいい!

*****
コロナの影響で2年の時を経てようやくの上映。待ちに待ったキングスマン。
期待を裏切らないパワフルなムービーでした。

物語は第一次世界大戦開戦直前。英国貴族オックスフォード公は秘密裏に使用人たちのネットワークを駆使し、戦争を止めるため活動を続けていた。
そんな中、戦争の裏で暗躍する謎の組織の存在に気づく。組織を倒し、戦争を止めることができるのか。

みたいな。

*****
いや〜かっこいい。相変わらずの厨二心をくすぐる設定や世界観。
1番期待していた「スーツ紳士バトル」はなかったですが、“あの“世界の元になった、キングスマンの根っこの志のようなモノが観られて大変満足。

1番良かったなと思ったのは、印象に深い「MANNER MAKES MAN」。これを最初に言ったのが敵のボスだったこと。
シャレが効いてる〜〜〜。正体がわかった時は「誰?」って一瞬思ったけども。

*****
まさかコンラッドが死ぬとは…

あの場面みんな善意で行動してたのにその結果があれとは。彼がキングスマンのホープになると思ってたのに。
めちゃくちゃ悲しかった。
戦争の悲惨さとは…言葉にすると簡単だし、前述の通り過去2作とはかなり経路が違うのもあって結構重めの空気。
これまでを期待していった人は合わない人もいたかも。

しかし私としてはそこから立ち上がるコンラッド卿のエネルギーがこの先のキングスマンの根幹になったんだなと納得。
それが「1」の時のアーサーたちのことを考えるとガックリくるのもあるけども…

*****
終始”ハッチャケ”が少なかった今作ですが、ラスプーチンとのバトル部分はアガりました。
コサックダンスバトル。
一番キングスマンっぽかったけど急にぶっこまれた感あってかなり戸惑ってしまった。
史実に聞く通りの不死身っぷり変態っぷりがとても楽しかった。
凸凹メンバーのわちゃわちゃバトル楽しい。

しかしめっちゃメイン面してポスターにいたけど全然中ボスでしたね。ビジュアルは完璧。

*****
やはりアーサー王周りの逸話は少年心をくすぐってきます。

この「ファーストエージェント」の続きもありそうなラスト。「3」もあるとかないとか。

まだまだスタイリッシュでパワフルなキングスマンワールドに触れたい。これからの展開もすごく楽しみになる楽しい映画でした。