2026年製作/99分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2026年7月24日
あらすじ
ある日、ちいかわとハチワレが広場でくつろいでいると、突如として顔にチラシを貼り付けたうさぎがやって来る。ハチワレがそのチラシを確認すると、それは「特別な島へご招待」と書かれた招待状であった。チラシに記載された魅力的な言葉に釣られ、島合宿に行くことを決めたちいかわたち。チラシの内容を怪しがるラッコとともに乗船し、島に上陸したちいかわ一同は島民から大歓迎で迎えられる。楽しい時間を過ごしていたちいかわたちだが、島に住む巨大な“セイレーン”が島民を次々と連れ去っているという事実を聞かされ、セイレーンの討伐計画に巻き込まれていく。ひたむきに進むちいかわたちに次々と訪れる試練。みんなで乗り越えられるのか…!?そして島に隠された本当の“ひみつ”とは…!?。  ※公式サイトより

以下、雑感

「アニメーションにした意味」がすごく出てた映画。声、芝居、空気、間、あとなんと言っても音響。結末をわかっていても新鮮な衝撃を喰らわされました。ちいかわたちをより一層好きにも嫌いにもなれた。製作陣の濃密なこだわりと業の深みを味わえる物語だった。とても面白かった。

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どうしたらよかったの?ほんとに。

悪意や故意がなくても因果は巡る。応報。選択の正しさは誰にも決められない。立場が変われば全部ひっくり返るから。こんなやりきれない気持ちになるなんて。
声がついたら余計ダメだわ。声って言ってもほぼうめきとかなんだけど…。極限に心をしぼらないと出てこない音と行動。芝居が上手い。

でもやっぱハチワレが1番素直。良くも悪くも。

SNSに溢れかえる感想通り。声も含めた音響がいいなー。歌ももちろん。撲殺と悶絶がね…。「本物」を表現しようとしている。

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映像化で間や流れができるとリアルに感じる。しっかりじっくり作ってあるなー。
原作リスペクトを感じる、と思ったけどそもそも原作ナガノ先生がほぼ陣頭指揮と言っていいくらい関わっていらっしゃる。すごいな。創作物に真摯な姿勢は凄まじいとすら言えよう。

全部のページをしっかり描いていて、かつ補填もして予想通り期待以上の芝居。
うさぎのラップミュージカル超よかった。

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緊張感の中、くりまんじゅうとシーサーのチルいやりとりがいい。唯一の救い。清涼剤。ずっと遊んでてくれ。シーサーは声が好き。

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島二郎。
ほんとにあなたは何者なのか。六面図が紹介されましたが。動くと強さ頼もしさが段違い。強すぎる。そしてカレーが美味そうすぎる。

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最後ちいかわが「言わない」ことにしたのがね…。
重たくて悲しくて優しい。古畑とかポアロとかでやる質感のやつ。確信がある。けど今更暴いてもなぁ。言ってたら島民から吊し上げられたりしてたかな。自分にとってのフタバ(ヒトハ)にあたるハチワレが来たタイミングでグッと飲み込む、葛藤。あんな少ない顔のパーツでよくこんな情感出せるな。こっちゃ真顔ですよ。
ちいかわたち三人の奇跡的なバランスと友情に想いを馳せるなど。奇跡で出来てるねぇ!日々は!

「永遠」ってなんなんだろう!「ずっと」って重たいよね!!
でも「ずっと一緒に」と思い会えたその瞬間の絆が物理的な永遠よりもずっとずっと尊いと私は思います!!泣きそう。

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しかし島民たちの無能さというか、愚民加減がすごい。戦闘力は無いのかな。ずっと頼りっぱなし。終盤セイレーンを囲んで叫ぶばかりで動かないし。まぁ群がられてもグロいことになってたと思うからいいんだが…
力を持つもの持たざる者の違いか。生まれ持ったカードが人生・人格・選択にもたらす影響力について考える。無いものをねだることも。そしてあの世界ではカードの交換が叶うのがね。グロい。けどグロエモいよね。それを娯楽にして悦にいっている私たちが1番ヤバいかもだけど。
これが業なのか。

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私は夜に行ったので子供は少なかったですが、鑑賞後の館内のじっとり重たい空気。面白かった、けど……。のやつ。これを味わえるのは恐らく今だけ。「ちいかわ」というコンテンツの物語がもたらす味わい、今しか感じられないと思うので映画館行った方がいいです。