映画・感想

映画感想:「モータルコンバット」

2021年製作/110分/R15+/アメリカ

原題:Mortal Kombat

配給:ワーナー・ブラザース映画

解説/あらすじ

世界的人気を誇る対戦型格闘ゲーム「モータルコンバット」を新たに2021年に新たに実写映画化。

胸にドラゴンのあざを刻まれた、自らの生い立ちを知らない総合格闘技選手のコール・ヤング。

彼は選手として負けばかりで芽が出ない中、私生活では愛のある家族と共に暮らしていた。

ある日サブ・ゼロという魔界の最強の暗殺者に命を狙われる。コールは家族の安全が脅かされることを懸念し、

仲間たちと共に地球の守護者であるライデンの寺院を訪れる。

そして太古より繰り広げられてきた世界を賭けた格闘トーナメント『モータルコンバット』。

自身が魔界の敵達と戦うために選ばれた人間界の戦士であることを知ることになる。

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以下雑感。 ※観た人向け。ネタバレありです。

「モータルコンバット」を見に行ったはずが「モータルコンバット」は始まらなかった。

作り手側がめちゃくちゃ楽しんで作ってるのが伝わってくる。余計なところを削ぎ落として超クールアクション全振りの、頭空っぽで楽しめるワクワクパワー映画でした。大好物。

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何はともあれ「真田裕之がクソカッコいい」映画でしたね。

冒頭の隠れ里の場面での正統派(?)忍者から後半スコーピオンと化してからの”サブ・ゼロ絶対殺すマン”のところまで。

真田裕之が主人公だったと言っても過言ではないかもしれません。

アクションももちろんですが、序盤倒されてからの娘の泣き声を聞いて這っていく様がもう……

たまらんですね。

作中サブ・ゼロへのヘイト溜まりまくりだったのでキッチリぶっ殺してくれたのはスカッとしました。

トドメのゴジラファイアーにはなんだか笑ってしまいましたが。

設定・アクション・ビジュアル・能力・展開まてま抜群の真田裕之でした。

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結構な残虐プレイがありましたが、

超能力とアクションの組み合わせがバッチリでしたね。

後から知ったんですが、ゲームの決めシーンの再現だったんですね。

制作陣の熱意というか愛というか、オタク度が伝わってきます。

“ここだけは絶対カッコよく魅せる!”

みたいな。

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浅野忠信の目が・・・ずっと光ってるのがえらくシュールで出てくる度に笑ってしまいました。

やってることは雰囲気バリバリなんですが,これがシリアスな笑いというやつでしょうか。

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正直展開とか構成とかツッコミどころが結構ありましたが、勢いとパワーと熱意で押し切られました。

気持ちよく映画館を出られました。

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「面白そうなアクション映画があるんだなぁ」くらいの感覚で見に行ったんですが、格ゲーの実写化だったんですね。

ここから派生していくらでも深堀りできそうです。

「2」もあるのかなぁ。次は「モータル・コンバット」始まるだろうか。ワクワクです。