2021年製作/156分/G/アメリカ
原題:Eternals
配給:ディズニー
あらすじ
公式サイトより
マーベル・スタジオが贈る
地球に新たな脅威が迫るとき、7000年にわたり人智を超えた力で人類を密かに見守ってきた、10人の守護者がついに姿を現す。
彼らの名は、エターナルズ。だが、地球滅亡まで残された時間はたった7日。
タイムリミットが迫る中、彼らは離れ離れになった仲間たちと再び結集し、人類を守ることができるのか?
そして、彼らを待ち受ける〈衝撃の事実〉とは…アベンジャーズに次ぐ、新たなヒーローチームの戦いが始まる!
以下、雑感
めちゃくちゃよかったな…。マジでこのスケール感でこんなにキレイにまとまって見やすく、
10人近くいるキャラクターたちが誰一人つぶれることなく過去シリーズとの繋がりもしっかり見せ、さらに今後のの展開への伏線もバッチリ。
ますますワクワクするMCUワールド。エターナルズ全員好きになったし監督はじめ製作陣の力量が半端ない。
めちゃくちゃ楽しい映画でした。
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まず宣伝を見た段階では”エンドゲームは始まりにすぎない”という文言で結構萎えちゃってました。
「え~あんなに盛り上がったエンドゲームのことそんな感じに言っちゃうの?」
って感じでちょっと悲しかったんですが、ふたを開けてみればすっかりそんなこと忘れてました。
確かに始まりに過ぎないわ。スケールも宇宙規模から神話級に順当スケールアップ。
徐々に徐々に提示される前フェーズとの繋がりにワクワクぞわぞわしつつ、
シャン・チーの時にもあった「あんたらエンドゲームの時なんしとったん?」という疑問にもスマートに片づけてくれて早々に物語にのめり込むことができました。
シャンチーといえば、テン・リングスって完全にエターナルズ由来ですよね?描写的に。
この古代超パワーが大本ならあのドラゴンボールっぷりにも納得。まだわからないけど。
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初っ端からインフィニティストーン6個分より全然すごい原初上位存在が出てきて、文字通りのスケールアップにかなりビックリしてしまった。
こんなやつらに睨み効かせられたらそりゃうかつなことできませんわな。
セレスティアルズの名前はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーⅡの時に出てきましたよね。
ここまではないんでしょうけども、ハーフとはいえクィルももしかして激ヤバな可能性があるのかも…
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もう各所で語られておりますが、
今回人物・関係性の描き方が無駄がなく、それぞれふんだんにエモさを出してきてくれてますが
なんといってもギルガメッシュ(マ・ドンソク)とセナ(アンジェリーナ・ジョリー)!!!
いやあカワイイし尊い。合ってるかわかりませんが。
二人は兄弟のような親友のような、男女の性愛ではない、数世紀分の関係性。想像が及ぶびませんがそこまで熟成されるとどんな感情になるんでしょう。
終盤ギルガメッシュがやられたあとのセナの気持ちを思うと・・・。胸が痛くなります。
それに最後のイカリスの太陽への身投げ(?)。
メンバーに愛着があれど、自分の正義を全うしてけじめをつけた男の覚悟や責任感のようなものを感じてとてもよかった。とても物悲しい。
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それぞれのメンバーの能力も、「あー彼らの力や個性があの神話のもとなんだな」というのがうっすら分かって考察も捗る。観終わってからも二度三度と美味しい。
戦闘スタイルも様々なオマージュが見て取れて探してみるのも楽しい。
ラストのイカリスの身投げはまさしくイカロスそのものでしたね。
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シャン・チーの時も同じこと書きましたが、まったく期待を裏切らないどころかますます盛り上げていくMCU。
ブラックナイトもストレンジもエターナルズの続きも、もちろんスパイダーマンもすっっっっっごく楽しみ!
拡がり続ける世界にワクワクが止まりません!