ドラマ・感想

ドラマ・感想:「封刃師」第五話

第四話感想

あらすじ
フードの男に斬られると穢刃が生み出される――。
弓美(武田梨奈)の事件によって明らかになった事実は、肇(橋本じゅん)や巳前(手塚とおる)でさえ知らない新情報だった。一体、フードの男とは何者なのか…情報収集に迫られる五百津堂のメンバーのもとに、また新たな穢刃の情報が!?駆(早乙女太一)と翔(遠藤雄弥)は現場へと急行する。
穢刃を手にしているのは、とある工場の作業員。激しい戦いの末、駆が穢刃を封刃しようとしたその時!
激痛が駆を襲い、その場で倒れ込んでしまう。すぐさま駆け寄った翔は、駆の首に奇妙な痣が浮かび上がっているのを目撃する。

「人崩れの印。もうここまで…」

穢刃を封刃するたびに実は、駆の身体は穢れで蝕まれていたのだった。このままでは駆の命も危ない。一刻を争う状況に焦りが募る五百津堂の面々。
穢刃が一体どうすればこの世から無くなるのか…
やはり鍵を握るのはフードの男!
情報を聞き出すべく駆は事件記者の美緒(深川麻衣)を呼び出すのだが…

以下、雑感

盛り上がってきましたね…。
先代封刃師にして駆の師匠が闇落ち黒幕。しかもキャストがアクション俳優の坂口拓(@tak_ninnin)さん。
ラストバトルに向けて期待の高まる第五話でした。

*****
今回の封刃(対工場職員)はダイジェストでお送りされましたが、短いカットでもアクロバット混じりで楽しかった。
工場シチュエーションもよい。

今回はスーツソードマンではありませんでしたね。それもまたよし。
この一件一件が短くなっているのも穢刃が頻発している感も出てきていいですね。
視聴者の時間間隔というか、危機感までコントロールされてる感覚で製作陣には頭が下がります。
全体の構成がホントに考えられてる気がします。美しさすら感じる。

アクションシーンも飽きが来ないようホントにバリエーションが豊富。
毎回楽しみだな。

*****
今回衆人環視の中での戦闘になってしまいましたが次回からどうなるんでしょう。動画撮ってないわけないし。
駆が一人でバタバタしてる様子が出回ったりするのだろうか。

しかしあの高校生可愛そうすぎるな…。ホントに穢刃が出現するほどの穢れが彼の中にあったんだろうか。やっぱり黒幕許せねえよ…。
と、思う反面フードの男・師匠にもなんか重めの過去がありそうですよねえ…。
回想での肇(橋本じゅんさん)との絡みからもなんとなく想像してしまう。

個人的には悪ボスには心底ワルでいてほしい。主人公に悲劇が多すぎるよ。見てられへん。ちゃんと幸せになれるんやろうか彼らは。

追跡の最中、フードの男と被害者を天秤にかけ、目的よりも人助けを選んだのはさすがだなと。
早乙女さんのキャラクターも相まってか、一見ダークヒーロー的な印象の駆ですが、実は結構ストレートな”主人公”してますよね。
この五話の間で素直に好きになることができました。

かなり暗い過去背負ってるはずなのにあんまり気取ったところないのがいいですよね。
三条との会話シーンとかよかった。三条パパも事件との絡みが示唆されてきてよき。

過去の語りと言えば。自分の原点であり悲しい記憶でもあるはずなのに、師匠の話をする時のほのかに感じられる尊敬と誇りのニュアンスが…
駆の人間性が見えてグッドです。

過去修行シーンの納刀成功時の笑顔カワイイなおい。
なんかドラマ視てると忘れがちだけど練習してるんですよね。そりゃそうか。

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人崩れの印に侵された駆の解呪(?)シーン。オカルティックでよい。
唱えてるのは不動明王真言かな?「青の祓魔師」でみました。密教とか修験道でしたっけ。中二回路にビンビンきますね。

そしてラスト。不穏すぎる~~~~。

再び暴れだす人崩れの印。巳前が肇に持ってきたなにやら曰くつきっぽい刀。

やはり一話で言ってた通り翔があの刀で駆を斬るんですかねぇ。肇も通ってきた道なんでしょうか。そして失敗した結果が黒フード師匠なのか。

予告の感じ。完全に師匠襲ってきて肇がけじめ取りにいって死ぬなんてパターンないですよね。
そこからの駆覚醒、みたいな。

王道で好きなパターンだけどやめてくれ~~~。みんな幸せになってほしい。

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緊張感高まる五話でした。次回も楽しみにしてます。