観劇・感想

観劇感想:THE GO AND MO’S 第33回公演「謙造の拳」

作/演出:黒川猛
会場:冷泉荘
チケット料金:1,800~2,000円(割引あり)
上演時間:約70分

公演の説明
京都の黒川猛による「笑い」を創り出す企画ユニット「THE GO AND MO’S(ザ・ゴー・アンド・モーズ)」の第33回公演。6/30までに公演に関するツイートをするとフォロワー数に応じて割引がされた。→団体公式サイト
あらすじ
今回は、これまでに上演したコント、漫談、講談、創作落語…の中から厳選したほぼベスト盤。全てたった一人で舞台に立ち、黒川流の新しい「笑い」を追求する70分間。
キャスト
黒川猛

以下:雑感

超シュールだった。70分間の一人芝居、コント、落語、謎体操…などなど。

面白いモノとしょうもないモノが入り乱れていてわちゃわちゃと楽しかったです。最後のガースーが一番笑ったかもしれない。しかしIQは著しく下がった気がする。

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舞台は冷泉荘のアートスペース。特に物はなし。演目ごとに色々出したり引っ込めたりする。白壁のさっぱりとして、こじんまりとした空間がとても好き。

しかし中身は結構カオスだったな。

数年前に福岡にいらっしゃった「宮川サキのキャラクター大図鑑」を思い出しました。こっちの方がかなり次元が低いが…(クオリティ的な意味でなく)

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なんでしょうね。私の回がたまたまだったのかもしれませんが、終始小笑いで終わりました。「もうちょっとで爆笑できるんだけどな」みたいな感覚がずっとあった。

正直初っ端の漫談があんまり面白くなかったのがデカい気がします。その後もネタが入れ替わるごとに温まった空気がリセットされた気がする。ネタの一つ一つはしっかり練られてたような気がしますが、公演全体の構成に関しては意図を感じなかった。そういった部分も盛り上がりに欠けた一因だったかもしれない。

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創作落語は面白かった。技量を感じました。ていうか中身(ネタ?)がもう面白い。そして2回もくるちんちん体操…。

やりたいことがめちゃくちゃある方なんだろうな。こういうごった煮も好きですがどちらかに舵を切ったものも観てみたいかも。

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興味深い割引システムを採用していて興味を持ちました。

“ツイッターで宣伝してくれたら、フォロワー数に応じてチケット代割引“というやつ。やってそうでやってないやつ。

公演規模が大きくなると確認と料金管理で制作が死ぬやつですね。この規模だからできたことのように思います。迂闊に真似して苦労する団体の出ませんように…。

しかしユニークなアイデアはそれだけで楽しくなりますね。

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本当の意味での「何も考えずに観る」をした気がします。「ちんちん体操」しか中身覚えていない。あの体操、コロコロコミックから飛び出してきた感じなのにディテール詰まり過ぎてて笑ってしまった。

また福岡に来てほしい。