2023年製作/124分/G/アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース映画
あらすじ
はるか昔、南極の氷河の奥深くに”失われた王国”が封印された。世界を滅亡させる力を持つ古代兵器、ブラック・トライデントとともに__。しかし今その封印は解かれ、かつてない邪悪な力が解き放たれてしまう。立ち向かうのは、海の生物を操る海底アトランティスの王であり、ユーモア溢れるお調子者、アクアマン。5億の海の仲間とともに、かつてない脅威から海と地上の世界を守れるのか!?
※公式サイトより
以下、雑感
ものすごいスカッとする映画だった〜。ステーキだこれは。ほぼスターウォーズ。ローグワンかな。ビーム混じりの大戦争があるとそうなっちゃうよね、大好きだけど。アクアマンのキャラ好きだ。親戚のおじさんにいたら楽しそう。兄弟のやりとりや“陸文化”に馴染みないオームの言動がいちいち微笑ましい。わだかまってる兄弟が事件を通じて少しずつほぐれて仲良くなる話すげえ好きだから刺さったなぁ。ところどころMCU意識してるのかなと思ったけどこれは偏見かしら。槍の殺陣がすごくて目を見張った。帰ったら「1」を見直そう。コーラとポップコーンが似合ういい時間だった。
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ストーリーは王道ヒーロー物だけど随所で“ベタ”から外してきてて楽しかった。
ラスボス瞬殺したのはキッパリしてていい。描きたい部分は兄弟の絆と海底王国の浮上だったから、ポッと出の悪役に時間割いてられなかったんだろうな。割り切り方が好きだ。
その分ってわけでもないだろうけど、マンタの散り方は良かった。実に“らしい”最後だった。お互い許さず曲げず。芯のあるカッコいい悪役だ。
兄弟の絡みはやっぱりソーとロキを意識してるんだろうか。オームのイジられ方とか。何よりぶっ飛ばされて水平に飛んでいくくだりとかまんまやんwって思ってしまった。DCのファンの人はこういう被せ方は大丈夫なんだろうかといらん心配をするなど。
被りといえばラストは「アイアンマン」を彷彿とさせたな。名乗り上げ締めはやっぱり最高。
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バトルが良かったなぁ。ビーム出し始めるとどうしてもスターウォーズになっちゃうんだけど、やっぱり巨大生物ありありの戦争シーンはワクワクする。「ロードオブザリング」とか然り。
何より兄弟2人の潜入周りが好き。アトランティス人みんなサイヤ人みたいなもんだからパワフルですげぇ〜。MCUで言えばソーが2人いるみたいな。人間サイズでマシーンぶん回すの最高。
大雑把な戦闘シーンももちろんアガるんだけど、最終盤のトライデントバトルが凄すぎて一気に目が覚醒した。あそこだけ気合いがすごくない?????
全てのエネルギーを集約したみたいで熱かったな〜〜。「凄かった」という記憶しか残念ながら残っていないけれど、とにかくすごかった。あのシーンだけでも何回も見返したい。演劇では剣の殺陣ばっかり見てるのですごく刺激的だった。カッコいいなぁ〜〜〜トライデント。部屋に一本欲しい。
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王になったはいいものの「王様」があんまり向いてなくて悩むヒーロー、いい。一番強くてかっこよくて間違いなく王様の器なんだけど事務仕事ダメすぎてっていうタイプ。アクアマンはギャップ萌え(死語かな)ヒーローなのか。子育てで苦労しちゃうのは共感度高かったな。
欠けてるピースにまさしく兄弟が揃えばいいんだけども。最後別れちゃったし、表立って2人並び立つ日は来るのか。関係ないけどオームはいいおじさんになりそう。
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ゴキブリはキツい!!!でも不思議なもんで美味しそうに食べてるの見たら美味しそうに見えてくるもんだ。Twitterで誰かが言ってたけど、漫画「トリコ」の飯はうまそうではないがキャラたちがみんなめちゃくちゃ美味そうに食べるから結果飯も美味そうに見える。という。陸のエビなのか…。
陸ダッシュ慣れてなくてナルト走りになっちゃうの可愛かった。
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アンバー・ハード普通に続投だったけど、撮影現場どんな感じだったんだろう。あれで降板ってなったらやってること一緒になっちゃうし、そもそもアクアマン製作陣には関係ないからということだろうか。野次馬根性がむくむくと。演技は好き。
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いやはや楽しかった。定期的に見返したくなるような映画だったな。
DC周りは特に権利関係で度々ニューズになっているイメージだけど、これからもつつがなく続いていって欲しいもんです。でも個人的にはあんまりクロスオーバーしない方がいいな。アクアマン「3」を待つ!!!
…しかしながらゴキブリバーガーはやっぱキツい!!!