作/演出:川口大樹
会場:ぽんプラザホール
チケット料金:2,500円 ~ 5,000円
上演時間:約100分
公演の説明
作演出の川口大樹氏が2013年にルアーノデルモーズで上演した同タイトル作品のリメイク再演。
あらすじ
5人の男女が意識を取り戻すとそこは見知らぬ部屋、ドアには鍵。そして、全員が記憶を失っている。部屋の隅には大金とそして、1枚の脅迫状。
「天草圭を誘拐した」
誘拐犯のアジトに閉じ込められた記憶喪失の男女。私は犯人? 被害者?疑心暗鬼の密室サスペンスコメディ。誘拐、されちゃったかもしれない、あるいは、しちゃったかもしれない!※公式サイトより
キャスト
椎木樹人 川口大樹 横山祐香里 石井実可子 西山明宏 つじむらかほ 富永真由

以下、雑感

面白かった。久しぶりのガラパぽん観劇。劇団員のみ。立ち上がり丁寧というか悠長に感じたけれど、ピースが段々と埋まっていく感覚が心地良い。シリアスとコミカルが隣り合って常にあってなんだか感じたことないスリルがあった。

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ぽんプラザホール。舞台はカフェっぽい。大理石模様の床に白い調度品でいっぱい。センターに丸いカフェテーブル、白い洋風の椅子が3。カミ手に四角いテーブル、丸椅子。シモ手側奥ににベンチ。前に棚?舞台中割りの黒幕は閉じられ、足元は腿くらいの高さの壁が生垣(柵)みたいに左右に伸びている。奥行きはそこまで無い。この壁にくっつく形でカミシモに白いドア。
1番目立つのは多数の白い細い棒(縦・横に組み合わされたもの)が、天井や床から伸びていて幾何学的なインスタレーションになっており、舞台の左右に広がっている。墓標とか短冊みたい。

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クツワダの町は暗いところが多すぎる。体育祭は隣町でしたっけ?
序盤の記憶なくての確認ターンは少しかったるいところがあったけれど、登場人物の記憶のピースが埋まっていくたびにこちらも目が覚めるように徐々にテンションが上がってきた。

歪な人間関係とそこから飛び出すためのきっかけ。「一発逆転」を狙う人間の浅はかさと愚かとか。記憶(心)に翻弄される、記憶やしがらみが人を縛るんだなぁ。真の「自由」にはある程度ルールが必要というか、船にとってと錨のような物が必要なのかな。怖いけど解放された瞬間のアドレナリンはエグそう。

先生(横山祐香里さん)の芝居が特に好きだったな。キレ慣れてない人が一線越えるとああなるって感じが。銃声の後、本当に見たことないビジョンがドバドバ流れてきたんだろうな。

あとお姉ちゃんとノゾムくん。おとぼけとシリアスのギャップが良。みんなそうだけど、記憶の行ったり来たりでキャラの印象も変化しまくるのでいろんな面が見られて楽しかった。
お姉ちゃん、キマってるキャラだけど根底にずっーーと「諦め」がある気がして見てて痛々しかった。ダヴィンチ吸いまくってエスケープしてほしい。

回想に介入してくるのは面白かった。

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「新興宗教のお薬」って便利だなぁーー!!!「金持ちの友達」くらい便利。あとは「科学者」とか。昨劇的に。コナンには全部あるな。

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最後の銃声。暗転してこっちに委ねられたのは嬉しかったな。ある演出だけど。でもパターンはノゾムくんが姉さんを撃ったのか、はたまた自害したのか、先生が撃ったのか。普通に追っ手がきて撃たれたパターンもあるな。いずれにせよあの銃声で何かが始まって何かが終わったんだよな。まさしくこの後の走り続ける人生のスタートの合図が鳴ったわけだ。すごく好きなエンディングだった。

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嫌なとこといえば毎回そうですが、終演後シームレスに後説に入るのは私は好きじゃないですね。ほんと余韻崩れるのもそうですけど後説とか情宣、商品説明の練習してないからグダってる印象がいつもある。ずっとだから私が少数派なんでしょうけども、、、小演劇っぽいけどさ。

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しっかり小演劇を観たなという。間近で生のドラマを観た充足感を得た。よかったなーこれを得たくて演劇観てる。次回新作も楽しみ。
川口大樹さんは暗めの話の方が面白い率高い気がする。