あらすじ
「鞘で刀を収めると人が消える!」
駆(早乙女太一)と井崎(佐野岳)の戦いを目撃した美緒(深川麻衣)は興奮冷めやらぬ様子で編集長の村井(矢柴俊博)に事件の一部始終を報告。記事にするべく動こうとするが、何者かの圧力で揉み消されてしまう。
一方、戦いを終えアジトの骨董品店「五百津堂」に戻って来た駆と翔(遠藤雄弥)。仲間のカレン(中村ゆりか)から新たな鞘を渡され、次の戦いに備える駆であったが「一体、何故美緒にだけ黒い灰が見えたのか…」ひとり気になっていた。
そんな矢先…事件の真相を調べていた美緒が「日本刀剣協会」から紹介され、「五百津堂」にやってきた!美緒は店主の肇(橋本じゅん)に穢刃の存在について、質問をぶつけるが、煙に巻かれた挙げ句、追い返されてしまう。
途方に暮れた美緒は、古来の刀の伝承に詳しい大学准教授を訪ねるべく、西江戸大学へ向かうが、そこで再び身体から黒い灰が飛び出る一人の男と出会うのだが…
公式サイトより
以下、雑感
お手本みたいな構成力の2話だった。すごくいい「2話」だった。
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承認欲求の塊の大学教授を敵とすることで授業的な会話のキャッチボールからの封刃師の存在の説明、駆の過去のチラ見せ、封刃の影響?、ヒロインの本筋への絡み、世界観の説明とか。
の謎をちょうどいい塩梅で上手にチラ見せしてきてくれました。
すごく良い。すごくいいフックをかけられました。これはグイグイ引き込まれてしまう。
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今回の敵(怪人)は大学准教授。キャストは劇団ふくふく副座長の清水伸さん。
すごく普通、というか優しそうな風貌から刀ぎゃんぎゃん振り回すのが意外ですごい。
しかし芝居は結構大味でキャラキャラしてるというか。中島かずき脚本の”特撮”なんだなと再認識。
これは楽しむ回路を切り替えねば。もっとリアルよりのドラマかと思ってました。
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二話の展開もパズルみたいなわかりやすい構造ですばらしい。
見方がちょっとズレてるかもしれませんが、職人技を見てるようで気持ちがよくなります。
大筋以外にも五百津肇(橋本じゅんさん)はじめサブキャラたちの魅力をイイ感じに小出しにしてきてとても好きな回でした。
あの飄々としたおじいちゃん感すごく好きですね。あの無理やり売りつけた小物が後々活躍しないかなぁ。
魔除けになってたりとかして。
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今回の殺陣もかっちょいい。
でもまだまだゴリゴリのやつが見たいなぁと期待してしまってる。後々長尺の立ち回りとか、多対一とかあるのかなぁ。
楽しみだ。
正直このドラマは長時間かけた早乙女太一のPVだと思っているので(暴論)、もっとガンガン見たい。
私は劇団新感線の舞台から知った口ですが、間近で見られるのすごくいいですね。
陰のあるヒーローめちゃくちゃ似合いますよね。言われつくしてると思いますが。
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三話も楽しみ。