大変良かった。
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王子小劇場。
ホール入って右手側に客席。左手側に舞台。
客席は三段くらいで40~50席くらいかな。
舞台は上の通路から床面までエアパッキンの幕でみっちり覆われている。はけ口は左右とセンターで三つかな?
キャスター付きの木枠やテーブル、ソファー、その他諸々。の入れ替えで場転等々。
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サイコパスの話。
ある学校で教師が連続してクビになる事件が起きている。今回でもう三件目。
裏では「教師をクビにする会」(うろ覚え)という謎のクラブが関わっているらしい。
リーダーでその学校の女生徒、メイ。
同じ学校の教師である兄カズヤと、クラス担任の香坂が婚約をきっかけに
メイの行動は次第に暴走していく。
心を持たずに生まれてきた女の子とその家族の愛と欲望の話。
かな?うーんこれだけじゃないんだけどうまくあらわせんな。ざっとこんな感じ。
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良かったなー。
音楽が鹿殺しのオレノグラフィティだということで観に行ったけれど、お芝居もエネルギーに満ちていて見ごたえがあった。
俳優さんたちがよく訓練されてるんだなというのが伝わってきた。
最近話の内容よりそういう面ばかり見てしまうなぁ。
話もよかった。
タイトル「あいつをクビにするか」というのが様々なグループ・人物にかかっていて面白かった。
・学校からクビにされた教師たち。
・会からクビにされたメイ
・家族からクビにされた母親
主人公や肉屋の伯父さんや従兄をもっともらしく異質に描いておきながら、その実もっとも誠実そうな兄が全てコントロールしていた。
伏線をわかりやすく張ってくれていたので予想は出来ていたけれど、終わってからいろいろと考えることができる内容で楽しい。
表現されていない、あの世界の骨組みまでしっかり考えてるんだろうな。最近はぺらぺらの芝居ばかり観ていたのでなお嬉しかった。
笑いもキチっててよかった。あの赤ん坊のくだりは卑怯だと思う。
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感じたことはもっとあるけれど、好い芝居を観た後は感想も陳腐で言葉少なになってしまうなぁ。
まだvol.3ということで、もっともっと観てみたくなる劇団さんでした。