作/演出:中屋敷法仁
会場:全電通ホール
チケット料金:1,800~5,000円(配信チケット3,000円)
上演時間:約80分
公演の説明
柿喰う客新人俳優のみの単独公演。
あらすじ
華々しいデビュー直前に謎の失踪を遂げたメンズアイドル!事件の真相を探る仲間たちにおぞましい顛末が待ち受ける!?演劇界の風雲児「柿喰う客」の最新作は新人7名による大乱闘!「初モノ」な嵐が吹き荒れるトラブル・サバイバル・カーニバル!!
※公式サイトより
キャスト
蓮井佑麻 中嶋海央 佐々木穂高 田中廉 山中啓伍 浦谷賢充 沖育美
以下:雑感
配信で視聴。8本の客席向きのスタンドライトがある以外は何もない素の舞台。
色違いのスラックスに白ワイシャツネクタイの揃いの格好の新人たち7人がズラッと並んでオープニングから「柿食う客!!」って感じのスーパー捲し立て。やっぱりのっけからエンジン全開。観ちゃう聴いちゃう惹かれちゃうぜ。全員ちゃんと”柿の人”だーー。新人だなんて、みんな超パワーですわ。カッコいい。
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アイドル研修生。中屋敷さんの好きなヤツ!って感じだ。
アイドル・青春・夢追い人の裏表を激しく軽快にに掘りまくったエグポップな青春サスペンス。汗かいて吠えまくった最後のジャケット着て揃い踏みカッコ良すぎる。
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休憩ww
客振りとかも最高。テンポとかも計算してるんだろうなぁ。
説明してくれてるwww
このメタ視点が混ざり込むのもいいところだよなぁ。好き。
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うわぁ最後にひっくり返った。ゾワっときた。散々「アイドル」という荒波に巻き込まれてる若い男を描いてたと思ったら……。見事に過去と現在がクロスして(というか”過去”と”現在”があることにすっぱり気づけなかった)目の前の人物の見え方が変わった。気持ちええ〜〜〜。
余計な物がないだけに音(声)と表情、芝居に集中できる。イマジネーションだけで物語を脳内に作ってるから、その色が一変した時の快感がすごいんだろうなぁ。と思ったり。本当に観る側次第かも。
リフレインがめっちゃ効いてくる。作風だけど今回はテーマにも沿ってて効きがすごい。
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相変わらず声聞いてるだけでも楽しいなぁ。
最後本当に歌うのかよwwwビックリしたわ。これ劇場めちゃくちゃ楽しかっただろうなぁ!!配信なのが口惜しいすぎるぜ。自然と拍手が起こるのも場内の熱を感じました。画面越しでしたが。
灯りの使い方がいいなぁやっぱり。怪しくてうつくしいー
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ラスト。すげぇ爽やかに締めた。気持ちよかった〜〜〜!でも中屋敷作品なので「まだなんかある。まだなんかある」とずっとピリピリしてしまった。逆に意表をつかれました。
やっぱアイドルは歌って踊ってエンディングですよね。最高。
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これまでの作品でも何度か見させてもらってる面子でしたが改めてこうしてフィーチャーされると全員カッコいいです。まだまだ全然伸び代残してるのすごいなぁ。今後もずっと追いたい。
12月本公演への期待も高まりまくります。
楽しかった!!!!